朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

頭が真っ白になる。

「咲、良……?何言ってるの?僕だよ?」

僕は、必死に咲良に訴えたが咲良はキョトンとしたままだった。

「ごめんなさい、貴方のこと知らないんだ。」

なんで。

咲良だけ。

こんな辛い思いをするんだろう。

悪いのは、僕達なのに。

凄く、もどかしくて。

苛々する。

「っ、ちょっと待っててくれる?」

僕は、泣きそうになりながら咲良に言った。

「?、良いよ?」

「ありがと。ちょっと待っててね。」

と、部屋から出ていき大雅の部屋に行く。

視界が段々ぼやけてくる。

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