朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。
「っ、僕、僕。また、咲良を苦しめちゃったっ、」
ポタポタと。
床に落ちる涙。
隆太は、首を横にふる。
「違う。違う。これは皆の責任だから。」
「うんっ、……ごめんね。行こっか」
僕は、そう言って涙を取る。
大雅の部屋を出てノックをして咲良の部屋に入る。
「……お待たせ。ごめんね?」
「…………ううん。…………貴方、泣いたの?」
悲しそうに、眉をハの字にさせ顔を歪ませた咲良。
「っ、」
何でも。
咲良は、解ってしまうのかもしれない。
その焦げ茶の目が、あまりにも綺麗で。
全部、見透かしてしまうんじゃないかって不安になっちゃうんだ。