朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。
「っ、…………咲良は…………お人好しだ。」
「……うん、知ってるよ?」
「……でも、それが駄目だった。」
「っ!……うん。知ってたよ。」
僕の口角は、段々下がっていく。
「俺がっ、何とかしてれば良かったのかもしれねぇ……」
「ひ、ろと……?何が言いたいの?」
大翔は、ポタッと涙を一筋流した。
「っ、大翔……。」
僕は、小さい声で大翔を呼んだ。
違う、違うっ。
これは、大翔のせいじゃないよ。
────じゃあ、誰のせい?
頭の片隅に出てきた声。
そ、れは…………。