朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。
「ど、うって……?」
解ってるくせに。
傷つきたくないから解らないふりをする俺は本間に卑怯者。
めっちゃ弱いな。
「昔のこと。後悔してる?」
隆太も、俺が弱くて卑怯者って知っとると思うんや。
でも、優しく答えてくれるから涙腺が少し緩んでしまう。
「…………当たり前やッ。昔に戻れたら戻りたいくらいやわ。」
俺の思っていることは、皆が思っとることや。
それを知っていて言った俺は、卑怯者。
皆が傷つくって解ってるくせに。