冬のアイスクリーム
そんな私の幸せな日が数日続いてたある日のこと。
その日は電車に乗った途端雨がザーザー降ってきた。
ギリギリセーフだったなと安堵していたとき、彼の駅についた。

[ドアが開きますご注意ください]
またいつものように彼が入ってくる。
が、いつもの彼とは違う。
びしょ濡れだ。

傘持ってこなかったのかなぁ?
そんなことを考えていたとき……
「はっくしょん!」大きい破裂音が聞こえてきた。
その音のする方を見ると寒そうな彼がいた。
私はそんな彼が可愛いと思いつつも、可哀想だなと思い、部活用に持ってきてた少し大きめのタオルを貸すことにした。
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