冬のアイスクリーム
「あの、これ良かったら使ってください!」

突然話しかけたからかひどく驚いた顔をしていた。が、すぐ嬉しそうな顔になった。

「いいの?ありがとう!っくしょん!」

お礼を言いつつまだ寒そうだった。

「大丈夫ですか?」

「多分(笑)けれど本当に助かるよ!ありがと。」

「いえいえ!」

「……」「……」

会話が一段落したことで、空気が止まってしまった。
そのなか、電車は止まった。
雷がなったからだ。
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