裏ヤン先生に愛されます
「あ…、そしたらセンセー退職に…」
「いーよ。別に。俺、変装すればいいじゃん」
「ま、まさか…。あの不良に…?」
「当たり前だろ。あれ、一応茶髪のズラだったし」
「え!!?」
センセーが怪しく微笑んだ。
「大丈夫、お前が他の男を見ないように、ちゃんとイケメンになって行くから」
「いや、センセーは元からイケメンだけど…。
変装頑張ってね…?」
「任せろ。そんで今日は、家に夜ご飯つくりに来て」
「はぁーい」
センセーの家の合鍵を貰うと、あたしは先にセンセーのお家に行った。
毎日の日課となってからは、この家に入るのも緊張しない。
「センセーってば、また散らかしてる…」
乱雑になっている雑誌を拾い集めて、元の場所に戻すと。
一枚の写真が落ちてきた。