裏ヤン先生に愛されます
その後、センセーの家に帰った。
毎日泊まっている。
それだけで幸せだった。
「明日は土曜日だ。俺は一昨日あったテストの採点がある」
「あたしも手伝うよ」
「そりゃ、ありがたい。あれ、風呂どーすんの?」
「いや、一緒には入らないよ?」
「何で?」
「今までもそうだったじゃんか!」
「…我慢してたんだよ。飢えるぞ、そろそろ」
「センセー、駄目だから!!」
無論、その抵抗は虚しくセンセーは哀しげな表情をしたため、電気を消して一緒に入った。
それにタオルもあるし、ただお湯に浸かるだけだもん。
何も変なことじゃないんだから。
お風呂から上がると、ささっと料理を作った。
「なぁ…髪。乾かしていー?」
「センセー今日は、甘えん坊さん?」
「わかんねぇ」
髪に優しく触れてくるセンセーの手のひらが、とても好き。
何だか癒されるんだよね。