裏ヤン先生に愛されます
そして、センセーに内緒の旅が決定。
部屋に戻ると、センセーが椅子に座っていた。
しかもここは、真希とあたしと優衣の部屋だったはず…。
「遅かったなぁ?」
「セッ、センセー!ちょっと待って!ここは」
「変えてもらった。部屋だって、カップル同士使いたいだろ」
あたしはその言葉に反応した。
「え、真希と奏平は…」
「しらん」
「ひっどーい!」
センセーが突然、立ち上がってあたしを抱きしめた。
「…ホントは2人で来たかったんだよ。俺の気持ちわかんねェのかよ」
「…嫉妬屋で、本当に困っちゃうね」
抱きしめ返すと、センセーがそのまま椅子に座りなおした。
「膝の上に乗るのって、ちょっと緊張する…」
「バァーカ、教室でも平然としてたくせにここだけ緊張すんの?」