裏ヤン先生に愛されます
「センセー…」
「馬鹿?」
半ギレ…。
「センセー怒ってるよね」
あたしはどこでも、やっぱり…。
「バァカ、心配してんだよ」
「…ありがと」
「ほら、家に帰るぞ。明日、泊まりに来いよ」
「うん」
きゅっと手を繋いでくれた。その温かさがまた、泣けた。
「…何かね、寂しかった」
「気まぐれなヤツだな」
「センセーこそ、夜に何してるの?」
前々から気になっていたから、つい聞いちゃった。
「…お前があの夜に会ってから、またうろついていないか心配だったから。
俺はこれでも名前が有名な、不良なんだよ」
「…そうだったね」
「気安く、夜歩くなよ」