裏ヤン先生に愛されます
✗高校最後の季節
学校のクラス発表を奏平と見る。
「わっ、今年は皆そろってるよ」
「ホンマや…よりによって、アイツもおるやなんて」
類に虎安クン。真希と奏平も同じだ。
「だけど優衣は違う…」
「あんなやつ、虎安とどっか行けばよかったのに」
後ろで類が呟いた。
あれから優衣と虎安クンはラブラブになった。
「3-Aか…。しかも担任が…」
「これも何かの奇遇やねんな…」
奏平も驚いただろう。あたしの担任は3年間ずっと、センセーなのだから。
類は呆れて、
「これ仕組んだんだろ、ぜってぇ」
「そうだ、当たり前だろ。お前ら全員叱ってやるよ」
後ろには引き締まったスーツを着た、センセーがいた。