裏ヤン先生に愛されます
そして3年生になって、あいちゃんとまた同じクラスになれた。
笑顔で彼女に近づくと。
「奏平、また同じクラスだね!」
何て声をかけてくれた。
俺は嬉しくて、笑みを見せる。
サッカー部も同じ。
いつでも一緒なんや。
学生の間だけ、傍にいれると思ってたけど、将来もしかしたらいれるかも知れん。
そう思うと胸が弾んだ。
「あいちゃんは今日は、センセーの家か…」
1人家に帰っていると、あいちゃんが連れて行かれていた。
「あ、あいちゃん!」
俺はその車の番号を覚えて、メモをした。
そしてセンセーに連絡をした。
電話越しの声は震えていたかも知れない。
だけどとにかく、焦らないで慎重に言葉を選んだ。
「センセー、あいちゃんが…!」