裏ヤン先生に愛されます
部活動スタート
朝になると、眩しい光が窓から差し込んだ。
「ん…、あれ。メールが一件」
「「おはよー」」
それはセンセーからだった。
弾むようにベッドから起き上がる。
「「おはようございます!朝早いんですね」」
メールを素早く打つと、あたしは制服を手に取った。
「…今日が、部活マネージャーを決める日…」
メールがすぐに光った。あたしはチェックすると、
「「あぁ。起きちゃうんだよ。じゃあまた、学校で」」
「…先生って忙しそう」
ケータイを閉じて、制服に着替える。
正直、優衣の性格を知ったとき驚いた。
(…奏平が好きっていうのは複雑な感じ。
恋愛感情とかはないんだけど。頼りになる兄みたいなモンだったからかな)
下に降りると、徹夜までしたようなゲームが転がっていた。
そこにはお兄ちゃんも奏平も眠りについていた。
2人で毛布を奪い合っているようにも見えるけど。