裏ヤン先生に愛されます

嫉妬と友情



その後、早速委員会活動。

あたしと奏平は、体育館に向かった。

「集会場所が体育館って、何かいいね」

「あいちゃんは、昔から広いトコ。好むもんなぁ」

「そうだっけ」

「そうや」

真希がそういえば、体育委員。

真希らしいなんて、話すと。

「「あいらこそ、文化なんて似合っとるで」」

何て言っていた。

(…優衣、苛められてないといいな)

「あー、あいちゃん!ここ穴ある」

「ホントだ」

くぐって見たくなったけど、どこに繋がるか分からない。

「あいちゃん、行って来てや」

ぽんと押されて、その穴に入った。

丁度カーテンで普段は隠れているらしく、外は中庭に繋がっていた。

(…わぁ、こんなトコもあるんだ)

「あれ、あいら?」

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