裏ヤン先生に愛されます
そこにはイカつくタバコを吸っているセンセーがいた。
「あ、センセー」
「…来いよ」
声的に何か、ちょっと怒ってる…。
あたしは恐る恐る近寄ると、ぎゅっと抱きしめられた。
茂みに隠れると、センセーの鼓動が聞こえる。
「ずりぃよ」
「へ?」
「俺だって、お前と同い年がよかった。普通に会いたかった」
センセーってこんなキャラだっけ。
(甘えるのが下手すぎ…)
「歳なんて、関係あるんですか?」
「…お前が一番周りの目を気にしているんだろ」
「あ…」
夜中こそこそ会ったり、学校で話しかけないのは、あたしが気にしているからだ。
「…嘘だよ、バァカ。ちょっとだけ抱きしめさせて」
「でも委員会は…」
「まだ、後10分ある」