裏ヤン先生に愛されます
はっと気づくと、深夜の3時を過ぎていた。
「…まだ、寝てろよ」
「センセー…、目が覚めちゃって」
「狼だろ?」
「…狼さん」
オオカミと同じ漢字。
ロウって読み方だけど、それだけでもドキドキするなんて。
「…強引でごめんな」
「いや、全然!」
さっきまで、していたことを思い出すと頬が赤くなる。
「…お前の顔、一日見れてよかった。
一生の思い出になるよ」
「そういうコト、反則だよ…。馬鹿」
「ふぅん、もっとキスされたいの?」
「違う!」
「なぁんだ、残念」
センセーは意地悪そうに微笑んだ。
気づくと腕枕をしてくれていた。