裏ヤン先生に愛されます
「ふぅん?俺を満足させれる?」
「馬鹿ね。あんたがうちを満足させるのよ。
ていうか、そんな言い方やめなさいよ。
中学生にもなって。ほら、帰るよ」
頬に軽くキスをしてみると。
…初々しい感じ。
頬をピンクに染めて、顔を手で隠していた。
「んだよ、タチわりぃな」
「うるさいっ」
「ホントにそんなんで、やってけんの?」
「あんたとずっと付き合いたかったんだから。
絶対に、思い出に残るようにするわ」
小さい頃から、俺をずっと注意してきた存在。
コイツがいなきゃ、俺はきっと悪い道に行く。
だから、付き合っとけば守られる気がした。
(オトコが守られる…?情けねぇ話だ)
麻綾は、いつも笑顔で俺を見つけてくれた。
オンナとつるもうとしたときだってそうだ。