裏ヤン先生に愛されます
「…誰にも言わないつもりです。
私その人に恋しちゃって…」
「へぇ…?」
「…違いますか?」
先生はあたしの顎を掴んだ。
そしてキスをされる。
「!」
驚くばかりで、ただ硬直していた。
「俺が昨日の奴だ。昼間は先生だけど夜は不良。
なぁどうするんだよ、お前暴露させた責任とれ」
「…そんな、でもあたしは生徒で」
「今更関係ねぇんだよ」
「でも髪の色とか違いますよ…」
「校則を守らない先生なんか、通用するわけねぇだろ」
拒まなかったキスは、あたしにとって初めてだった。
「先生とイケナイ恋愛するんだろ?」
「…」
もうきっとあたしは、逃げれない世界に踏み出してしまったと気づく。