裏ヤン先生に愛されます


センセーに言われて、どぎまぎしつつも、学校に。

担任である、センセーは何事もないように授業をしている。

「班替えすんぞ」

センセーがくじ引きを出すと、どんどん皆が一斉に引いていった。

あたしがくじを引くときには、残り3枚。

真希や優衣は、青ざめていた。あまり好きではない人となったらしい。

あたしは奏平の隣だった。

鼻歌が凄く聞こえてきた。

「あいちゃんの隣やー」

笑顔で、こっちを見てきたときチャイムが鳴り響いた。

「…おい。あいら」

ぶっきらぼうな声が聞こえた。それは類だった。

「あ、類」

「教科書、忘れた」

「何の教科?」

「理科」

「待ってて」

優衣が近寄ってきて、耳打ちをしてきた。

「え?え?どういうご関係?」

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