裏ヤン先生に愛されます
「ちょっと待って!?教科書貸したくらいで、浮気とか…。
センセー嫉妬深いね」
言い返すと、顔を真っ赤に染めていた。
「馬鹿。それが悪いかよ」
誰もいない廊下。少しだけいけない気分になる。
この前のキスが忘れれなくなっちゃう。
「っ。次はあたし移動教室だから」
「逃げんなよ」
低い声があたしの足を止めた。
「…学校でも抑えれなくなってんだよ。俺は」
オオカミみたいな瞳。それを逸らさずにはいれない。
「センセー、あたし学校では敬語使うけどさ。
隠れてならこうやって話そうよ」
「…俺の我慢が持てばの話だけどな」
頬に軽くキスをされる。
「…他のヤツなんかみんなよ…。見るなら3年後だ」
「何で?」
ふと後ろを見れば、類がいて真剣な眼差しをしていた。