恋愛喫茶~大人の恋の在り方~番外編。
「え~だって暑いんだもん。
いいじゃない。減るもんじゃあるまいし…サービス」
そう言いながらくるりと回ってみせる。
(そう言う問題じゃないと思う…)
目のやり場に困り目線を逸らす俺。
「家じゃ無いんだから…ほら、おいで」
兄貴は、そのまま連れて行ってしまう。
「……。」
びっくりしていたみたいだが、兄貴は意外と冷静だった。
もしかして…見慣れてるのだろうか?
俺は、あんなに動揺してると言うのに…。
頭からその光景が離れ無かった。
そして、就寝時間。
なかなかそのせいで寝付け無かった時…隣り部屋に誰かが入って来る物音が聞こえた。
耳を澄まして聞いてみると話し声が聞こえてくる。
「和樹、せっかく泊まりに来たんだから一緒に寝ましょう?」
彼女だった。