恋愛喫茶~大人の恋の在り方~番外編。
そうしたら
「おーい。
瀬良~おはよう」
!!
声をする方向を振り返ると太一だった。
太一は、小学校から一緒の幼なじみ。
友人の中でも1番仲が良かった。
「…おはよう」
「どうしたんだ?
えらい元気が無いな?何があったのかよ」
心配そうに俺に言ってきた。
もしかしたら太一なら俺のモヤモヤする気持ちが分かるかも知れない。
そう思い思い切って自分の気持ちを相談してみる。
「マジかよ!?
瀬良…お前…その杏奈さんって人が好きなんじゃねぇ~の?」
思いがけない返答が返ってきた。
はぁっ!?
「何を言ってんだ?
杏奈さんは、兄貴の彼女だぞ?」