恋愛喫茶~大人の恋の在り方~番外編。
名前だけの付き合いだったと思う。
そのせいで、しばらくすると
「瀬良君の気持ちが分からない」と言われた。
自分でもそうだと思う。隠すだけの付き合い…何がしたいんだ?俺は…?
だけどそんな関係をやめようとしなかった。
女の子の告白は…意外にも多かった。
相手に好意に持たれるのは、嬉しい。
こんな俺でも好きになってくれるのだから
でも、自分の好きな人じゃない。
あの人じゃないんだ…。
付き合うに連れて自分の気持ちを再確認させられる。
いや…強くなっていく。
学年に上がるたびに女性関係が悪化して行った。
「お前さ~また、別れたんだって?
これで何人目だよ?」
太一に呆れられながら言われる。
「…5人目かな?」
「6人目だよ!アホ」