恋愛喫茶~大人の恋の在り方~番外編。

「…そっか…6人目なんだ。ごめん」

「お前さ…大丈夫か?元々そう言うキャラじゃないだろ」
心配そうに言われた。

確かに俺は、そう言うキャラではない。
どちらかと言うと苦手の分類だ。

恋とか恋愛とか…どうしたらいいか分からない。
だが、それしか自分の気持ちを隠す方法がないんだ。

「お前さ…そんなに杏奈さんの事が好きなら告白したらどうなんだよ?」

「…人の事言えないだろ。太一の場合…近藤さんにラブレターすら渡せないくせに」
負けじと言い返す。

「な、何で…それを!?」
耳まで真っ赤になりながら慌てる太一。

(分かりやすい…)
いや素直なのかも知れない。

俺と違い…自分に嘘をつかない。
こいつのいい所だ。

「いいな…お前は…」
ボソッと呟く。

彼女が同い年だったら…どんなにいいだろうか

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