恋愛喫茶~大人の恋の在り方~番外編。
積み重ねていく気持ちが複雑になっていく中
遊びに来たいた彼女が俺の部屋に入って来る。
「あら、勉強?偉い、偉い」
そんな褒められ方をされても嬉しくない。子供扱いをされている気分だ。
「雅樹は、将来何になりたいか決めてるの?」
突然そう訊ねてきた。
「…えっ?別に特には…」
何でそんな事を聞いてきたのだろうか?
「そう。まぁまだ中学生だしね。
私は、ウェディングデザイナーになるのが夢なの」
(ウェディングデザイナー?)
意外な彼女の言葉に驚いてしまう。
「あら、意外だと思ってるでしょ?
こう見えて器用なのよ。縫い物とか得意だし」
不服そうに言う彼女。
「いや…別に」
「フフッ…まぁいいわ。
私ね…いつか留学してデザイナーとして勉強をしょうと思うの」
「そして、本番の技術を学び…女性の憧れるようなドレスを作りたいわ」
目をキラキラさせながら言ってきた。