恋愛喫茶~大人の恋の在り方~番外編。
「あの…俺
宿題あるから」
そう言うと慌ててリビングを出て行く。
バタバタと自分の部屋に戻る。
何故か焦ってしまった。
何故焦ったのか分からない。だけど何だか恥ずかしくなったからだ!
初めて会った彼女の印象は、黒髪のロングヘヤの似合う美人。
性格は、人懐っこそうな感じだった。
「兄貴…意外と好みしっかりしてんじゃん」
ボソッとそんな事を呟く。
だが、彼女は…兄貴の恋人。
それにその頃の俺は、小学生。
まだ恋とか恋愛とかよく分からなかったし気にしないようにする。
自分の部屋で宿題をしていると父が俺を呼びに来た。
ガチャッ
「雅樹。
ご飯が出来たぞ」
「あ、はーい」