恋愛喫茶~大人の恋の在り方~番外編。
大人の在り方。
「うん。また今度ね…」
そう言うが気分は、複雑だった。
だが俺の女性関係を知られるのは、そう時間がかからなかった。
「ねぇ、亜弥って子とまだ付き合ってるの?」
「…そうだけど」
「私には、好きで付き合ってるようには、見えないんだけど」
そりゃあ、そうだ。
俺が好きなのは、亜弥じゃない。
「好きだよ。
まぁ、ちょっと普通と違うかも知れないけど…」
「…そう?
そうには、見えないんだけど」
彼女の言ってる事は、真実だ。
俺は…
ただ誤魔化しているだけ
そんなある日。
リビングに行くと彼女がソファーでスヤスヤと眠っていた。
雑誌を読んでる内に眠ってしまったのだろう。
兄貴は、そばに居なかった。