恋愛喫茶~大人の恋の在り方~番外編。
「あら、この子にとったら叔父は、叔父よ?まぁ、さすがに叔父ちゃんと呼ばせるのには、可哀相かしら」
ケラケラ笑いながら言われる。
「……。」
何だか複雑な気分だ。
「フフッ…雅樹お兄ちゃんと呼びまちょうねぇ~」
そう言いながら愛おしそうにお腹を撫でる彼女は、
母親そのものだった。
その表情を見てると複雑ながらも少し会えるのが楽しみに思える。
甥っ子に会えたのは、それから数ヶ月後だった。
名は、『優樹』
優しい子に育つようにと名付けられる。
しかし、優樹が5ヶ月になった頃。
彼女が、突然
「お願い…雅樹」
「いや…お願いと言われても…」
彼女は、俺に優樹を預かって欲しいと言われた。
「お願いよ~大切な打ち合わせが、どうしても海外に行かないとならなくて」