恋愛喫茶~大人の恋の在り方~番外編。

やりかけの宿題を片付けるとリビングの方に行く。

(さすがにもう帰ったかな)
そう思いながら入ると

「あ、来た来た。
おーい雅樹君」

!!

ちゃっかりとテーブルに座ってるじゃないか

何故!?
唖然としていると父が俺に

「せっかくだから杏里ちゃんにも夕食に誘ったんだ」
そう教えてくれた。

「…そうなんだ」
すでに帰ったもんだと思ってたから余計驚きを隠せない。

「すみません。
お邪魔したばかりじゃなく夕食まで…」

「いやいや、こんなので悪いけど…遠慮なくたくさん食べてって」
父は、張り切って作ったみたいだ。

俺の母は、俺が5歳の時に事故で亡くなった。
だから今は、父が家事や俺達の面倒をみてくれている。

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