恋愛喫茶~大人の恋の在り方~番外編。

「えっ?」と声をする方を見ると太一だった。

「太一…いつの間に来たんだ?」

「さっきから居るのにお前…全然気づかないし。
まったく、どんだけ夢中で読んでるんだよ!」
呆れたように言われる。

「悪い、悪い。
つい、夢中で読んでいた。コーヒーでいいか?」

「いや、ビール」

「ビールは、無いよ。ココ喫茶店だぞ?」

「えぇ~置いてくれよ!!お前の分とかねぇ~の?」

「ったく…」
呆れつつも奥から自分用に買ったビールをやる。

コップに氷を入れてると寝ていた優樹が起きたようだ。

「よしよし…」
機嫌が良さそうなのでおんぶヒモを緩めると設置していた幼児用の椅子に座らせる。

「お~優樹。
いない、いないバー」
太一があやすとキャッキャッと笑っている。

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