恋愛喫茶~大人の恋の在り方~番外編。
大学生ぐらいか…?
「いらっしゃいませ。好きなお席にどーぞ」
そう告げると戸惑いながらも近くにあった席に座る。
見た感じは、とても可愛らしい子だった。
「注文何になさいますか?」
「えっと…じゃあ、コーヒーで」
「かしこまりました」
俺は、注文を聞くとコーヒーを淹れ出す。
チラッと彼女を見るとまた不思議そうに辺りをキョロキョロと見ていた。
(そんなに珍しい物でもある訳じゃないんだけどな…?)
何故かその彼女が気になり眺めていると
バチッと目が合ってしまう。
そうしたら慌てて目線を逸らされた。
頬が赤く戸惑っている様子だ。
(純粋そうな子だなぁ…)
第一印象は、そんな感じだった。