炎龍 × 蒼龍 = 禁断恋愛
第二章

再開


それから遅れてだけど、

学校に向かった。


送ってくれたのは、琉玖だった。

「んじゃ、欐桜ちゃん

行ってらっしゃい!」


「送ってくれてありがとう
行って来ます!」


そう言ってヘルメットを渡して、

門を潜ろうとした時、

呼ばれた。


「りっおーーーー!」

「?
きゃっ」

抱きついて来たのは、

髪の毛がボブで栗色の子。


「えっと…」

「久しぶり過ぎて、
何て言えばいいのか分かんないだよね!

分かるよ!
いま、私それだから!」


「ひーちゃん…?」


「はい!
ひーちゃんです!

もう…!
学校来ないから、
心配して先生に聞いたら、

事故にあった、とか言われるし!

もう痛いとこない?」


ひーちゃんは、ペタペタ私の体を触って
痛いところがないのか、
調べてる。



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