炎龍 × 蒼龍 = 禁断恋愛
「…お墓?」
「欐桜の家族の墓だ」
「ーっ…はぁっ、」
ダメ、フラッシュバックするかのように家族の記憶が戻ってくる。
「欐桜!
これ飲め」
頷き、薬を飲むと体が楽になった。
「…殺されたんだね。
お父さんとお母さんとお兄ちゃんは」
「あぁ」
「…っ、隼人っ…」
「今日が命日だろ。
ほら」
渡されたのは花束で、
それを涙を流しながら受け取ると、
ちゃんと綺麗にお供えした。