孤独に生きる。



お父さんが死んだ時のことは

今でも鮮明に覚えてる。


ピーーーと鳴る機械音、

泣き崩れるお母さん。


遠くに住んでいる

お爺ちゃんお婆ちゃんが

着いた頃にはもうお父さんは

帰らぬ人になっていた。


そんなお父さんの姿をみて

泣き崩れるお婆ちゃん。


お爺ちゃんはずっとお父さんの

手を握って、「よく頑張った」って

何度も何度も言ってた。



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