ご懐妊!!2~俺様上司は育メン愛妻家になりました~
不意に、ゼンさんはポケットからスマホを取り出す。
長いバイブ音が私にも聞こえる。
着信のようだ。
「もしもし?」
ゼンさんが耳にスマホを当てる。
「は?鯛?……いや、ちょうどナイけど。は?」
ゼンさんの訝しげな顔。
相手は誰だろう。
「え?獲ったって何を?鯛?はぁ!?」
はてなマーク多いっすよ。
「わかったよ、じゃ、それで頼みます。はいはい、気をつけろよ。あんまり飛ばさなくても間に合うからな」
慇懃無礼な会話を終え、ゼンさんは通話を切った。
「なに?鯛とか何とか聞こえたけど」
「社長だよ。あのジジイ、朝から静岡まで鯛を釣りに行ってたらしい」
「はぁっ!?それって、もしやみなみのために?」
長いバイブ音が私にも聞こえる。
着信のようだ。
「もしもし?」
ゼンさんが耳にスマホを当てる。
「は?鯛?……いや、ちょうどナイけど。は?」
ゼンさんの訝しげな顔。
相手は誰だろう。
「え?獲ったって何を?鯛?はぁ!?」
はてなマーク多いっすよ。
「わかったよ、じゃ、それで頼みます。はいはい、気をつけろよ。あんまり飛ばさなくても間に合うからな」
慇懃無礼な会話を終え、ゼンさんは通話を切った。
「なに?鯛とか何とか聞こえたけど」
「社長だよ。あのジジイ、朝から静岡まで鯛を釣りに行ってたらしい」
「はぁっ!?それって、もしやみなみのために?」