ご懐妊!!2~俺様上司は育メン愛妻家になりました~
「そうなんだよ。もともと僕は勘違いしていて、金目鯛を釣ろうと深海釣りができる駿河湾まで行ったんだよね。そしたら、釣り船の漁師さんが『お祝いの尾頭つきなら真鯛だろ』って言うから、慌ててそっちのポイントにも連れて行ってもらってさ」
確かに塩焼きなら真鯛、金目は煮付けって感じだけど、正直これだけ新鮮ならどっちでもいい気がするなぁ。
「そんなわけで、こっちは煮付けにどうだろう?」
ずずいと丸々とした金目鯛を出されて、一瞬固まる私。
いや、私ね、お魚をさばいたことないんですよ。
お魚料理は好きだけど、切り身ばっかり買っちゃうし、高校の調理実習だって不器用を理由に(ひどい理由だ)他のメンバーにやってもらったもん。
でも!
嫁としてせっかく釣ってきてくれたお魚を料理できませんとは言えん!
断じて言えん!
「ありがとうございます。社長はあちらでみなみと待っていてもらえますか?」
良い嫁の顔でニッコリ金目鯛を受け取る私。
確かに塩焼きなら真鯛、金目は煮付けって感じだけど、正直これだけ新鮮ならどっちでもいい気がするなぁ。
「そんなわけで、こっちは煮付けにどうだろう?」
ずずいと丸々とした金目鯛を出されて、一瞬固まる私。
いや、私ね、お魚をさばいたことないんですよ。
お魚料理は好きだけど、切り身ばっかり買っちゃうし、高校の調理実習だって不器用を理由に(ひどい理由だ)他のメンバーにやってもらったもん。
でも!
嫁としてせっかく釣ってきてくれたお魚を料理できませんとは言えん!
断じて言えん!
「ありがとうございます。社長はあちらでみなみと待っていてもらえますか?」
良い嫁の顔でニッコリ金目鯛を受け取る私。