ご懐妊!!2~俺様上司は育メン愛妻家になりました~
「うるさいでしょ?超音波みたいな泣き声なの」
美保子さんは苦笑しながら、純誠くんを抱き上げた。
超音波……言い得て妙。
「もとから泣き声は甲高かったけど、最近は自己主張なのかすごい高い音で泣くのよ。慣れてはきたんだけど、やっぱり余裕のない時はイラッとしちゃう」
みなみとは全くタイプの違う泣き声だ。
みなみはどちらかというとドスが聞いた声で泣く。
それだって充分イラッとさせられるのに。
「この前なんか夜泣き止まなくて外に出たんだけど、あんまりキイキイ泣くから、近所のマンションの窓から『うるさーい』なんて怒鳴られて。悲しかったわ。泣き止ませられない自分が悔しくてね」
「ひどいね、そんなの。私たちだって、泣き止ませたいのにね」
「でも、仕方ないわ。子どもの声を不快に思う人だって多いと思うもの」
美保子さんは苦笑しながら、純誠くんを抱き上げた。
超音波……言い得て妙。
「もとから泣き声は甲高かったけど、最近は自己主張なのかすごい高い音で泣くのよ。慣れてはきたんだけど、やっぱり余裕のない時はイラッとしちゃう」
みなみとは全くタイプの違う泣き声だ。
みなみはどちらかというとドスが聞いた声で泣く。
それだって充分イラッとさせられるのに。
「この前なんか夜泣き止まなくて外に出たんだけど、あんまりキイキイ泣くから、近所のマンションの窓から『うるさーい』なんて怒鳴られて。悲しかったわ。泣き止ませられない自分が悔しくてね」
「ひどいね、そんなの。私たちだって、泣き止ませたいのにね」
「でも、仕方ないわ。子どもの声を不快に思う人だって多いと思うもの」