ご懐妊!!2~俺様上司は育メン愛妻家になりました~
娘を可愛いと思えないなんて。
私は母親失格なんじゃなかろうか。
どこか頭がおかしいんじゃないだろうか。
母性に欠陥があるんじゃなかろうか。
私は自分の心にぞっとしながら、それを口に出せずにいる。
「なあ、初詣はいつ行く?」
リビングで父が呑気な声を上げた。
母がおたまを手に考える。
「そうね、今日は混んでるんだろうし、みなみちゃんがいるんだから無理しなくてもいいんじゃない?」
「近所の神社なら、それほど混んでないかもしれませんよ」
ゼンさんがみなみを奪い返し、私の両親に答えた。
「じゃあ、初詣を済ませてから、新年会にしましょうかね」
父が社長に同意を求め、社長もうんうんと頷く。
この人たちは早く一杯始めてしまいたいだけだ。
私は母親失格なんじゃなかろうか。
どこか頭がおかしいんじゃないだろうか。
母性に欠陥があるんじゃなかろうか。
私は自分の心にぞっとしながら、それを口に出せずにいる。
「なあ、初詣はいつ行く?」
リビングで父が呑気な声を上げた。
母がおたまを手に考える。
「そうね、今日は混んでるんだろうし、みなみちゃんがいるんだから無理しなくてもいいんじゃない?」
「近所の神社なら、それほど混んでないかもしれませんよ」
ゼンさんがみなみを奪い返し、私の両親に答えた。
「じゃあ、初詣を済ませてから、新年会にしましょうかね」
父が社長に同意を求め、社長もうんうんと頷く。
この人たちは早く一杯始めてしまいたいだけだ。