ご懐妊!!2~俺様上司は育メン愛妻家になりました~
妊娠超過。
あの時は、今ほどツライ時はないと思っていた。
でも、あれから半年近く経った今の方が、よほど地獄だ。
私は母親になりそこなっている。
「みなみは、ミルク飲んでくれたよ」
「え!?」
私は信じられない気持ちで顔を上げた。
無力感がより私の心を埋め尽くす。
ゼンさんが隣に座り、私を慰めるように言った。
「おまえの姿が見えなくなって、みなみは大泣きしたんだけれどな。ママがいないと割り切ったのか、俺が与えたらミルクを全部飲んだよ。きっと、おまえの姿を見て、普通におっぱいがもらえるって期待し続けてたんだろうな」
つまり、私は席を外せば、みなみは割り切ることができたのだ。
そんな単純な話だったのか。
「みなみが話せれば、気持ちがわかるんだけど。そうもいかないよな」
あの時は、今ほどツライ時はないと思っていた。
でも、あれから半年近く経った今の方が、よほど地獄だ。
私は母親になりそこなっている。
「みなみは、ミルク飲んでくれたよ」
「え!?」
私は信じられない気持ちで顔を上げた。
無力感がより私の心を埋め尽くす。
ゼンさんが隣に座り、私を慰めるように言った。
「おまえの姿が見えなくなって、みなみは大泣きしたんだけれどな。ママがいないと割り切ったのか、俺が与えたらミルクを全部飲んだよ。きっと、おまえの姿を見て、普通におっぱいがもらえるって期待し続けてたんだろうな」
つまり、私は席を外せば、みなみは割り切ることができたのだ。
そんな単純な話だったのか。
「みなみが話せれば、気持ちがわかるんだけど。そうもいかないよな」