ご懐妊!!2~俺様上司は育メン愛妻家になりました~
翌日午前10時、私は買い物に出発した。

色々考え、買い物は近場の小さいスーパーで済ませ、帰りに軽くお茶を飲んでくることにする。
すべての行程は徒歩だ。

少し離れたのスーパーの方が大きいし、食材も豊富だ。しかし、問題点もある。

まず、車の運転が不安だった。
私、ペーパーなんだもん。
しかも、この辺は新宿に近い住宅地。いざ大きな通りに出ると車がビュンビュン飛ばしている。交通量も多くて、田舎で免許を取った身には怖いんだよ~。
寝不足だし安全な方がいいよね!

さらに、近場で徒歩の範囲なら、最悪みなみが泣き止まない場合、ゼンさんがベビーカーで出動すればいいのだ。
そして、買い物orお茶中の私と合流&授乳。

この作戦なら、無理なく私も出かけられる。


出がけのゼンさんは自信満々だった。

みなみを抱いて、絶対大丈夫だからゆっくりしてこいと言ってくれた彼。
頼もしいと思いつつ、一抹の不安を拭い去れない私。

ともかく、私は念願の一人旅に出発したのだった。
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