ご懐妊!!2~俺様上司は育メン愛妻家になりました~
「みなみちゃん、お腹減らないかね」
母が言う。
スリングの中で眠るみなみを眺め、私もそれが心配だ。
「出る前に飲ませたけど、眠いせいかあんまり飲んでくれなかったんだよね」
みなみはとにかく頻回の授乳が要る子だ。
ゼンさんが買ってきた『初ママの読む本』なる育児本によると、通常授乳は二時間おきらしい。
しかし彼女は一時間おきにおっぱいを欲しがる。
みなみは身体も大きいし、もしかして母乳が足りないのかな。
やっぱりミルクと混合栄養にすべきだろうか。
昼夜を問わない授乳の嵐に、ここ数日はそんなことばかり考えている。
ああ、こんなことなら、先週金曜の産後健診で聞いてくればよかったなぁ。
「一色みなみちゃーん」
測定室と書かれた部屋から看護師さんが出てきた。
当たり前のことだけど、娘の名前で呼ばれることにちょっと感動する。
この子もひとりの人間なんだなぁって、あらためて実感。
母が言う。
スリングの中で眠るみなみを眺め、私もそれが心配だ。
「出る前に飲ませたけど、眠いせいかあんまり飲んでくれなかったんだよね」
みなみはとにかく頻回の授乳が要る子だ。
ゼンさんが買ってきた『初ママの読む本』なる育児本によると、通常授乳は二時間おきらしい。
しかし彼女は一時間おきにおっぱいを欲しがる。
みなみは身体も大きいし、もしかして母乳が足りないのかな。
やっぱりミルクと混合栄養にすべきだろうか。
昼夜を問わない授乳の嵐に、ここ数日はそんなことばかり考えている。
ああ、こんなことなら、先週金曜の産後健診で聞いてくればよかったなぁ。
「一色みなみちゃーん」
測定室と書かれた部屋から看護師さんが出てきた。
当たり前のことだけど、娘の名前で呼ばれることにちょっと感動する。
この子もひとりの人間なんだなぁって、あらためて実感。