ゾルダート―セルジュの憂鬱
セルジュの憂鬱
始末書代わりに
オレはセルジュ〜。
要人警護のエキスパート、「ゾルダート」のメンバーだぜ〜。
オレの担当は主にテロリスト〜。で、そいつをナイフで襲撃する役なんだが、今日の任務で取っ捕まえたテロリストは、とっても可愛いお姉ちゃん〜。
レイ先輩に内緒でアジト近くで口説いちまった〜。
「あの」
お姉ちゃんが話しかけてきた〜。可愛いな〜。こんな可愛い女の子を刺すなんてムリムリ〜。
「名前は〜?」
「レイ」
はあ〜?あのオトコオンナ……じゃなかった、レイ先輩と同じ名前〜?そいつはかなわねぇな〜。
ん?どこかで見たような顔かも〜。
「レイっていう名前はどうにもなあ〜」
「実はお姉ちゃんと同じ名前。双子なの」
……ま、まさかね〜。
「セルジュ」
とってもとってもとーっても聞き覚えのある、というか毎日聞いている声だな〜。
「私の妹を口説くなんて、いい度胸じゃない」
「先輩、テロリストの姉貴なんですか〜?」
「今回はあんたの女癖の調査。レイは囮よ」
だ、だまされた〜!金髪が逆立ってしまうほど震え上がったぞ〜!
「ボスへの報告は、勘弁〜!」
「じゃあ」
レイ先輩がいたずらっぽく笑った〜。
「罰として、パウルと1ヶ月ずーっといっしょに暮らしてなさい」
「うぇ〜!」
オレは悶えた〜。なんてったって、無口で何考えてるかわからんあいつ……パウルと共同生活だ〜!
しかし始末書を突き付けられちゃ、ぐうの音も出ない〜。
野郎との共同生活〜。オレの人格が破壊されそうだ〜!
要人警護のエキスパート、「ゾルダート」のメンバーだぜ〜。
オレの担当は主にテロリスト〜。で、そいつをナイフで襲撃する役なんだが、今日の任務で取っ捕まえたテロリストは、とっても可愛いお姉ちゃん〜。
レイ先輩に内緒でアジト近くで口説いちまった〜。
「あの」
お姉ちゃんが話しかけてきた〜。可愛いな〜。こんな可愛い女の子を刺すなんてムリムリ〜。
「名前は〜?」
「レイ」
はあ〜?あのオトコオンナ……じゃなかった、レイ先輩と同じ名前〜?そいつはかなわねぇな〜。
ん?どこかで見たような顔かも〜。
「レイっていう名前はどうにもなあ〜」
「実はお姉ちゃんと同じ名前。双子なの」
……ま、まさかね〜。
「セルジュ」
とってもとってもとーっても聞き覚えのある、というか毎日聞いている声だな〜。
「私の妹を口説くなんて、いい度胸じゃない」
「先輩、テロリストの姉貴なんですか〜?」
「今回はあんたの女癖の調査。レイは囮よ」
だ、だまされた〜!金髪が逆立ってしまうほど震え上がったぞ〜!
「ボスへの報告は、勘弁〜!」
「じゃあ」
レイ先輩がいたずらっぽく笑った〜。
「罰として、パウルと1ヶ月ずーっといっしょに暮らしてなさい」
「うぇ〜!」
オレは悶えた〜。なんてったって、無口で何考えてるかわからんあいつ……パウルと共同生活だ〜!
しかし始末書を突き付けられちゃ、ぐうの音も出ない〜。
野郎との共同生活〜。オレの人格が破壊されそうだ〜!
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