必然レンアイ!?
「な~んてな!俺、特進♪入れちゃったよ!」


蓮は無邪気に笑いながらそう言う。


え…。


3分の1の確率で同じクラスじゃん…。


あたしは肩を落とした。


「瑞葉は?どっち?」


「…特進…。」


あたしはぼそっと答えた。


嫌だよ…。


「はは!同じクラスだったらよろしくな!」


「絶対嫌!」


あたしは即答する。


お願いだから…違うクラスー!


「瑞葉~照れんなよ!」


いや、照れてないから!


こんなことをしているうちに桜高に着いた。


そして掲示板に貼り出してあるクラス発表を見る。


あたしは『森』だから1組の下の方から見た。


『森瑞葉』


…あった。


あっさり見つかっちゃったよ。


1組かぁ。


蓮はまさか1組じゃないよね…?


「瑞葉、何組だった?」


「1組だけど…蓮は?」


蓮はお腹を抱えて笑いだした。


今日、蓮笑いすぎじゃない?


…ん?ま…まさか…


「え!?蓮…もしかして…」


「ははっ!やっばい!笑える!俺も1組だし♪瑞葉残念だったな!」


なんでこんなに一緒なの!?


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