必然レンアイ!?
「何それ。俺がまるで小学生の時男らしくないみたいな言い方じゃんか!」


蓮は笑いながらも真面目に言う。


「昔も今も子供っぽいままでしょ。」


あ…。


口に出しちゃった。


「瑞葉ちゃん?今何か言ったかな…?」


「何回でも言ってあげる。蓮はいつでも子供っぽくて男らしくはない!」


小学生の時から…いや、幼稚園の時から変わってないよ!


「瑞葉は俺の魅力に気づいてないだけなんだよ!」


蓮は勝ち誇ったかのような顔をしている。


蓮の魅力…?


そんなものないっしょ…?


ガラッ━


またドアが開いた。


入ってきたのはちょっと大人っぽい…すらっとしたかっこいい男子。


「隆紀!おはよ!」


早帆が言った。


「「え!?」」


蓮も驚いている。


あれが隆ちゃん!?


隆ちゃんがこっちに向かってくる。


小学生の時はあたしと同じくらいちっちゃくて、かっこいいよりもかわいいって感じだったのに…!


だんだんあたしたちに近づいてくる隆ちゃんはあたしと蓮だってまだ気づいてないみたい。


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