必然ﾚﾝｱｲ!?

あたしたちも便乗して窓の外を見た。


え…!?


なんで…!?


あたしは蓮と顔を見合わせた。


「どういうこと…？」


「…さぁ…？俺もわかんねぇ…。」


あたしも蓮も予想だにしなかった光景が目の前にあった。


「早帆…家に来なくてもよくなったよ…。」


あたしがそう言うと早帆と隆ちゃんまでもが不思議そうな反応を見せる。


「…だな…。みんな下に行ってみないか？」


「え？どういうこと？下に何かあるの？」


早帆が聞いてくる。


「下についてから種明かしするよ…！」


先生と話してるのが誰かをね…。


あたしたちは教室を出て、中庭に向かった。


早帆と隆ちゃんはいまいち状況が理解できてない。


当たり前なんだけどね。


中庭には先生を含め女性３人と男性２人。


あたしたちはそこに近づいていく。


「みぃちゃん！蓮くん！」


目が合い、名前を呼ばれた。


「「知り合い？」」


早帆と隆ちゃんは揃って言った。


「今名前を読んだのがお母さんで隣がお父さんなんだ…。」


「あとは俺の父さんと母さん…。」


そう…あたしたちの親が先生としゃべっていたんだ。