必然レンアイ!?
「みんなが卒業して3年後に転勤して…また今年桜高に戻ってきたの。そこでまさかみんなのお子さんの担任になれるなんて…うれしいわ!」


本当にうれしそうに先生は言った。


理由はないけどなんとなく思った。


先生が担任でよかったのかも…って。


少なくとも1年はやっていけそうだな…って。


「面談の時はよろしくお願いしますね!先生♪」


「あっ、あたしもよろしくお願いします!」


雫ちゃんとお母さんが言った。


「面談っていうか…昔話とか世間話しそう…。」


あたしはつぶやいた。


「「「俺も…。」」」


蓮だけでなく、良平くんとお父さんまでもが言った。


雫ちゃん…お母さん…


面談は…ちゃんとしてね…?


「そろそろHRの時間だわ。もっと話していたいけど…ごめんね!森さんたちは教室に戻ってくれる?」


あたしたちは返事をして教室に戻った。


「瑞葉のお父さんがモテるのわかるよ~!かわいい顔してるけどかっこいい感じもあって…!」


あたしは自然とにやける。


親がいい風に言われるのってやっぱりうれしい。


< 33 / 72 >

この作品をシェア

pagetop