必然レンアイ!?
「ありがと!あっ、俺のことヒロでいいよ♪そう呼ばれてたから…!」


笑顔で言う宮本くん。


「じゃあ、ヒロって呼ぶね!あたしは…なんでもいいよ♪」


あたしも笑顔で返した。


「瑞葉ちゃん…でいい?」


ちょっと考えてから言った。


「もちろん!ヒロ~行こ!」


あたしたちは荷物を持ってドアに向かった。


「瑞葉~!」


教室から出ようとした時、蓮に呼ばれた。


れ…蓮?


「何?」


「今日一緒に帰ろうぜ!…って…そいつ誰?」


はい!?


一緒に!?


…と、その前にヒロの紹介か。


「宮本大将くん。ヒロも吹奏楽だから一緒に行くの♪」


あたしがそう言うと、ヒロは会釈してから言った。


「はじめまして!モテモテの井川くん♪」


ひ…ヒロ!?


「モテモテじゃない!瑞葉、見学終わったら体育館来て?わかった?」


勝手に話が進んでるし!


「なんであたしが蓮と帰らなくちゃならないわけ?」


あたしはちょっと不機嫌そうに言った。


蓮と帰るなんて嫌だし…。


「来週父さん達の結婚記念日だろ?今年のプレゼント決めてないじゃん。」


あ…そういえば…!


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