必然レンアイ!?
「わかった!何か考えとくよ!」


そのあと、たわいもない話をしながら家に向かった。


数分後…


マンションに着きエレベーターに乗った。


今までしゃべっていたのに今はなぜか無言。


蓮がしゃべらないなんて…変だなぁ。


「なぁ、瑞葉…」


蓮が沈黙を破った。


あたしは顔をあげた。


「…何?」


結構真剣な声だったから、内心何を言われるのかちょっとビクビクしてるあたし。


「…隆のこと…今でも好きか?」


チーンッ━


エレベーターが8階に着いた。


え…?


蓮…何言ってるの?


なんで…好きだったこと知ってるの?


それに、今でも…って…。


今日再会したんだよ?


わからないよ…。


あたしたちはエレベーターを出た。


「変なこと聞いてごめんな…!忘れてくれ!」


あたしの家の前で立ち止まり言った。


忘れられるかな…。


「瑞葉…」


「…ん?」


今度は何…?


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