必然レンアイ!?
「そうだったんだ~!で、何の用?」


あたしは早速本題を聞いた。


「瑞葉ちゃん…今日来てもらったのは大事な話があるからなんだ。」


大事な話…?


ダメだ…


早帆が変なこと言うから変に緊張する。


「俺…瑞葉ちゃんが…」


ドキドキッ…


「好きなんだ…」



…え?////


ヒロがあたしを…


す…好きぃ!?


「付き合ってくれない…かな?」


つ…付き合う!?


あたし…ヒロのこと友達だし…!


断らなきゃ…!


「ご…「ダメ?」


意を決して断ろうとすると、ヒロの少し甘えた声に遮られた。


そんな声…


断りにくいよ…。


で…でも…!


「ごめん!ヒロ!あ…あたし、付き合えない!」


あたしはそう言って走った。


音楽室を出るために。


ガシッ━


「ひ…ヒロ?」


ドアはすぐそこだったのにヒロに捕まってしまった。


「瑞葉ちゃんも俺なんかより井川や高崎がいいのかよ…。」


ヒロはいつもの明るい声なんかじゃなく、低い重みのある声で言った。


え…?


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