必然レンアイ!?
「れ…「好き…なの!」


え…?


あたしはとっさに隠れた。


今の声って…陽花…ちゃん?


陽花ちゃんが…蓮に…?


なぜかわからないけどこの場から早く立ち去りたくなった。


靴箱に行くにはこの道しかない。


…思いきって行こう…!


あたしは平然を装い、蓮のかなり後ろを通った。


「…瑞葉…」


あ…。


やっぱり陽花ちゃんにはバレるよね…。


「え!?瑞葉!?」


蓮が後ろを振り返る。


「まさか今の聞いて…!?」


話変えなきゃ。


そんな気がした。


「…蓮!さっきはありがとね!…じゃ!」


「み…瑞葉!?」


あたしは靴箱まで走った。


あたしが聞いてたかもって時の蓮の反応…かなり焦ってた。


あたしが聞いたらまずかった?


もしかして…蓮も陽花ちゃんを?


両思い?


蓮、よかったじゃん…!


…そう思いたいのに…思わなきゃならないのに…


思えない…。


なんで…?


あたしは家に帰って考えた。


隆ちゃんのこと…


そして…蓮のことを…。


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